スタッド・ド・フランスでアルゼンチンを相手に7トライを挙げ完勝したニュージーランドは、イングランドまたは南アフリカを迎え戦う来週の土曜日の決勝に駒を進め、記録となるラグビーワールドカップ4度目の優勝に挑戦する。
ロス・プーマスは序盤Emiliano Boffelli のペナルティキックでリードするも、5分の間にWill JordanおよびJordie Barrettらが2トライを決め、ニュージーランドが主導権を握った。
前半最後にShannon Frizzellが3つ目のトライを決め、後半開始早々にAaron Smithが狙い打ちするような個人技で得点を決め、さらに差を広げた。
Frizzelが2トライ目を挙げ、Jordanはハットトリックを達成し、彼はラグビーワールドカップ1大会における記録となる8トライ目でJonah Lomu(1999年)、Bryan Habana(2007年)、Julian Savea(2015年)と並び、オールブラックスの5度目の決勝進出を決めた。
「最高です。」守備において多大な尽力をし、Mastercardプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたJordie Barrettはこう語った。「4年前、私たちは準決勝で失敗しそのハードルを越えられませんでした。まだ終わってはいません。」
「私たちはこの一週間をできるだけ楽しむつもりです。特別な時間です。」
アルゼンチンのキャプテンJulián Montoyaは、彼らのチームが一番の出来ではなかったことを認めた。「素晴らしいチームです。今日ニュージーランドは私たちよりはるかに良いチームでした。私たちも、セットプレーなどもっとできたと思います。ミスが多すぎました…。相手はすべての機会で得点しました。私たちは、互いに内省して改善すべき点を知る必要があります。」
「今日、私たちが見せたかったレベルからは程遠い出来でした。悔しくて、それができなくてがっかりしています。」
ニュージーランドのヘッドコーチIan Fosterはアルゼンチンを称えつつ、こう語った:「アルゼンチンは序盤、いろいろ仕掛けてきました。ディフェンスで踏ん張りながら、冷静さとコントロールを保っていました。そしてボールを手にした時、徹底的に攻撃しました。前半終了前の3、4分は非常に重要でした。あの8得点が余裕を与えてくれました。」
ニュージーランドは、南アフリカまたは2019年の準決勝でオールブラックスを破ったイングランドと対戦するため、来週の土曜日スタッド・ド・フランスに戻ってくる。
「4年前、私たちは準決勝で失敗しそのハードルを越えられませんでした。まだ終わってはいません。」とBarrettは語った。
アルゼンチンのヘッドコーチMichael Cheikaはチームに良い結果を残してほしいと願っている。「メダルを持って帰りたいです。だから来週(三位決定戦)は私たちにとって非常に大きな意味を持ちます。今夜のことを乗り越えなければならなりません。なぜなら、私たちは行けると、結果を出せると本当に信じていたので、辛いものがあります。」