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女子日本代表、アジアチャンピオンシップ連覇へ前進、ホンコン・チャイナ戦勝利

ラグビーワールドカップ2025とWXVの予選を兼ねたアジア女子チャンピオンシップ2024が5月22日に香港で始まり、女子日本代表が初戦でホンコン・チャイナに29-12で勝利して、連覇へ一歩近づいた。

日本とホンコン・チャイナ、カザフスタンの3チームによる1回戦総当たり方式で行われる今大会は、ラグビーワールドカップ2025とWXV 2024の予選を兼ねる。

優勝チームは来年のワールドカップと今季のWXV2の出場権を獲得。準優勝チームはWXV3の出場が決定する。後者は、WXVでワールドカップ出場権獲得済みのチームを除いて上位6位以内に入れば、来年のイングランド大会への切符を手にすることができる。

人工芝のキングズパークで行われた今大会初戦で、日本は2017年大会以来となるホンコン・チャイナと対戦。試合当日に体調不良でFB西村蒼空が外れ、15番に今釘小町が入り、今釘が入る予定だった11番には14番の香川メレ優愛ハヴィリを起用。14番は23番予定の安尾琴乃が務め、安藤菜緒がリザーブに入るメンバー変更があった。

前半8分、この試合で15人制代表デビューをしたWTB香川がゴール前のスクラムから出たボールを受けてインゴールに持ち込み、SO大塚朱紗のコンバージョンも決まって日本が先制した。

その後も日本はほとんどの時間を敵陣22メートル付近でプレー。相手のディフェンスに手を焼きながらも、前半26分にはラインアウトを起点にHO谷口琴美が抜け出し、パスを受けたFL長田いろはがインゴールに飛び込んだ。

前半を12-0で折り返した日本だったが、後半に入ると圧力を上げて攻めるホンコン・チャイナに苦戦。後半序盤にミスやペナルティが続いて相手のペースで試合が進んだ。

ホンコン・チャイナは後半20分までに2本のPGを得たが、いずれも不成功に終わり、得点機会を逃した。

昨年10月のWXV2以来で今季初の公式戦の日本は、なかなか流れを変えらず苦しい時間が続いたが、後半26分に大塚がPGを成功させて15-0とリードを広げた。

しかし、その3分後にホンコン・チャイナはペナルティから素早く攻め込み、NO8のShanna Forrestがトライ。WTB Zoe Smithのコンバージョンも決まって7-15とした。

だが、日本はその直後に得たペナルティから素早く展開してFWで攻撃を重ね、最後は途中出場のHO永田虹歩がインゴールに持ち込んだ。さらに、後半37分にはCTB畑田桜子が大塚のパスを受けて抜け出し、代表戦2試合目で初トライをマーク。いずれのコンバージョンも大塚が成功させて29-7とリードを広げた。

ホンコン・チャイナは最後まで粘り強く攻撃を続け、試合終了直前にWTBのKa Yan Chongがインゴールで押さえて5点を返したが、日本が29-12で勝利。大会連覇に向けて前進した。

女子日本代表の長田キャプテンは試合後、「勝ち切れたことで次のステージに一歩近づいたかと思う。苦しい展開もあったが、中4日で次のカザフスタン戦に向けてしっかり修正した臨みたい」と話した。

日本は次戦、5月27日にカザフスタンと対戦し、ホンコン・チャイナは6月1日にカザフスタンと対戦する。

 

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