オープンコンテスト
万が一、ジョージアが急に運に見放され、フランス大会のプールCに入りRWC 2019でも対戦相手だったウェールズ、オーストラリア、フィジー、加えて最終予選勝者と共にフランス2023のプールCで対戦するチャンスを逃せば、ヨーロッパ2の出場権の行方は誰にもわからなくなります。
無敗のディフェンディングチャンピオン以下のチームは、それぞれに勝てる可能性はあるものの、ジョージア以外で唯一4試合を終え2位に位置しているルーマニアは、現状では4ポイントの差をつけて3位以下を離しています。
第1戦でロシアに18-13で惜しくも敗れた「オークス」でしたが、続くポルトガル(28-27)とスペイン(22-16)には同様に接戦を制することができました。しかし直近のジョージア戦では、14人で戦っていたジョージアに28-17で敗れました。
2019年日本大会への出場権を獲得できなかったことは、ルーマニアにとって痛恨の極みであり、フランス大会への出場を目指して必死に戦うことでしょう。
他の3主要国チームもラグビーワールドカップ経験者たちで、スペインは1999年、ポルトガルは2007年、ロシアは2011年と2019年に出場を果たしており、再び出場を狙っています。
ロシアはまだ2試合しか行っていませんが、ポルトガルとスペインに勝っており、今年末までにプレーオフ勝者を破ることができれば、ヨーロッパで開催されるラグビーワールドカップに初めて出場できる可能性が大きく広がります。
スペインは急いで作戦を開始しなければなりません。2月に開催されたラグビー欧州チャンピオンシップでは、ジョージアに次ぐ最上位のチームとして、決勝トーナメント進出を期待されていたロス・レオネスにとって、2試合連続のレッドカードを含む3連敗は不本意なスタートとなりました。
ジョージアに敗れ、そして試合終了間際に奪われた2トライでルーマニアに僅差で破れた「ロス・ロボス」でしたが、先週末のスペイン戦で43-28の勝利を収め、ポルトガルは再びチャンスを手に入れました。
外部からの影響
一方、ベルギーまたはオランダが大会に出場することになったら、大会にどのような影響を与えるか興味深いところです。
ベルギーはラグビー欧州チャンピオンシップの世界ではよく知られていますが、オランダがプレーオフで勝利すれば、南アフリカ、スコットランド、アイルランド、そしてアジア・太平洋1と共にRWC 2023のプールBに参加するための競争が間違いなく激変します。
オランダは20年ぶりにラグビー欧州チャンピオンシップに出場できるかどうかの瀬戸際におり、実際に出場を果たせるかは微妙なところです。しかしオランダチームが得意とするフリーフローのプレーは7月の温暖な気候がもたらす硬いグラウンドに適しているかもしれません。
最終的に1位か2位になれなかったチームでもまだチャンスはあります。2021年と2022年の大会で3位になったチームは、2022年11月に開催される最終予選大会で再び出場権獲得の戦いに挑むチャンスが与えられます。