ENG 15-16 RSA:南アフリカがイングランドに僅差で勝ち、ニュージーランドとの決勝を決めた
スタッド・ド・フランスで行われた秒刻みで心をわしづかみにする準決勝で、南アフリカが15-6から逆転しイングランドを1点差で押し切り、来週の土曜日にニュージーランドと戦うラグビーワールドカップ2023の決勝に駒を進めた。
交代要員で入ったHandre Pollardが残り2分で長い距離のペナルティキックを成功させるまで、前回優勝国は一度もリードしていなかった。
本降りの雨の中、スクラムハーフのAlex MitchellとフライハーフのOwen Farrellはハイキックを繰り返し、イングランドのディフェンスおよびブレイクダウンでの激しい動きで、スプリングボクスはまったく太刀打ちできなかった。
前半、Farrellが蹴った4本と Manie Libbokが蹴った1本、そして30分後にManie Libbokに代わって入ったHandre Pollardの1本のペナルティキックで、イングランドは12-6のリードで前半を折り返し、その後Farrellの素晴らしいドロップゴールで15-6とリードを広げた。
しかし、スプリングボクスの交代要員はますます影響力を発揮し、セカンドローのRG Synmanが69分にトライを決めると、Pollardのコンバージョンで2点差に迫った。
さらに78分のスクラムペナルティが、Pollard にイングランドの心を打ち砕くチャンスを与え、南アフリカは4度目のRWC決勝に進んだ。
「大きな瞬間でしたが、これがこの舞台に立つ選手として臨むことであり、フライハーフとしてこのような瞬間を手に入れるために、生きているのです。楽しい試合でした」と、Mastercard プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたPollardは語った。
「信じられないです。この瞬間は、大きな安堵を感じています。今夜は、特に前半は、自分たちのベストの状態ではなかったのでフラストレーションを感じました。もっと出せる力があると知っていましたが、イングランドを称えたいと思います。彼らは、適切なエリアで私たちにプレッシャーをかけてきました。しかし、私たちが見せた戦い、諦めない姿勢、これがチームとして国として私たちを表すものです。」
南アフリカのキャプテンSiya Kolisiは、チームの不屈の態度を称えた。
「今日はみっともない試合でしたが、これもチャンピオンの中身です」と彼は語った。「イングランドを称えます。彼らは懸命にプレーしました。ワールドカップが始まる前から、期待されていませんでした。ヘッドコーチのSteve [Borthwick]、Owen [Farrell] そしてチームは団結し、イングランドがどんなチームか示しました。彼らは甘く見るべきチームではありません。今日、準決勝でプレーしたイングランドを大いに称えたいと思います。
先週のように、今日はみっともない試合でしたが、反撃する方法を見つけ試合の調子を取り戻しました。選手たちはよくやりました。今日見せた戦い、特にベンチから出た選手たちを改めて、とても誇りに思います。」
イングランドのヘッドコーチSteve Borthwickは、南アフリカの”反撃して勝つ方法を見つける”能力に敬意を表した。
「世界一のチームである、彼らを大いに称えたいです。」と彼は語った。「彼らが世界チャンピオンなのは理由があります。二つ目に、今夜会場に来てくれた素晴らしいサポーターの皆さん、そしてチームをずっと応援し、イングランドでテレビ観戦してくれた何百万人の方に感謝したいと思います。3つ目に、Owenがしっかりと率いてくれた私のプレーヤーたち。彼らは、イングランドを代表して戦うことはどんなことなのかを示しました。彼らは全力でプレーしました。」
イングランドの得点のすべてを決めたキャプテンのFarrellは、敗北の苦痛に満ちた状況にもかかわらず自分のチームは”信じられないほど誇りに思う”と語った。
「このような厳しい敗北の後、私と共にあるものはイングランド人として非常に誇らしいという気持ちです。いつでも振り返ることはできますが、南アフリカは、トップチームだということです。ワールドカップを通じて、それを示してきました。
私たちは、大会を通じて違う旅をしてきましたが、私たちがここ週数間でいた場所、積み上げてきたもの、このチームがここから将来向かう場所を誇りに思います。」