ENG 30-24 FIJ:マルセイユでイングランドがフィジーの夢を終焉させる
イングランドは、日曜日にマルセイユのスタッド・ド・マルセイユで行われた試合でフィジーの終盤の猛攻に耐え抜き30-24で勝利し、ラグビーワールドカップ2023の準決勝進出を果たした。
Manu TuilagiとJoe Marchantのトライ、さらにOwen Farrellのキックによる11点が、前半終了時点でイングランドに21-10のリードをもたらした。
しかし、フライング・フィジアンズは後半に反撃し、Peni RavaiとVilimoni Botituのトライにより試合を24-24と引き分けに持ち込んだ。
最終的に、2003年の王者の試合に決着をつけたのはフライハーフ兼キャプテンであるファレルだった。ドロップゴールを成功させてリードを取り戻すと、終盤にペナルティキックを決めてチームの勝利と準決勝進出を確実にした。
イングランドは、今日サン=ドニで行われる準々決勝最終戦のフランス対南アフリカ戦の後に、スタッド・ド・フランスで6日後に対戦する相手を知ることになる。
「予想通りでした。彼らはタフな相手で、一瞬で状況を引っくり返すことができるチームです。」とMastercard プレーヤー・オブ・ザ・マッチの彼は話した。
「良い出だしを切ることが出来たと思います。前半に、必死にプレーしました。」
フィジーが良いプレーを持っていることは分かっていましたし、実際に見せてきました。勝つ手段を見つけて、準決勝に進出できたことは大きな一歩ですが、私たちにはまだやるべきことが沢山残っています。」
フィジーのヘッドコーチSimon Raiwaluiは、フランスの南の地での番狂わせに迫ったものの、試合終了8分前に精度の高いFarellのキックに敗北するチームを見守った。
「何か特別なことをの始まりでしかありません。」とRaiwaluiは試合直後に述べた。「彼らは新たなアイデンティティを作ろうとしていて、それが出来たと思います。]
ミスをいくつか犯してしまい、チャンスをものにできず、その代償を払いました。ただ、これ以上に誇らしいことはありません。
「第1週目から努力を重ねて、15週目にして彼らは私たちがこの国際舞台でどこに属するのかを示してきました。」
彼と対戦したイングランド代表のSteve Borthwickは、大会に残れるということに喜びを表しながら、Raiwaluiと彼の選手を賞賛した。
「今夜に限らず、このワールドカップでのフィジーが見せてきたのは、なんと素晴らしいパフォーマンスでしょうか。そして、何というチームでしょう。徹底した指導を受け、世界級の才能が揃ったチームです。タフな試合になることを分かっていましたし、その通りでした。」
8月にトゥイッケナムで行われたラグビーワールドカップの事前試合でフィジーに史上初の敗戦を喫したが、イングランドはフランスで立ちはだかるいくつもの挑戦に懸命に立ち向かってきました。
「選手は期待されていませんでした。」とBorthwickは話した。「多くの人が私たちはプールから抜け出すことは出来ないと言いました。私たちはプールを抜け出し、これから準決勝に進みます。」
「選手にはパリで準決勝に出場するというチャンスがあります。また、期待はされないのでしょうが、彼らは難局で底力を発揮します。」