WAL 17-29 ARG:接戦を制したアルゼンチンが準決勝に進む
アルゼンチンは2023年のラグビーワールドカップで、Nicolas Sanchezの後半のトライとペナルティにより、10月14日(土)にマルセイユのスタッド・ド・マルセイユでウェールズに29-17で勝利し、準決勝への進出を果たした。
Dan Biggarのトライと彼のキックによって得た5点により、ウェールズはハーフタイムを10-6でリードした。しかし、Emiliano Boffelliが48分に4本目のペナルティを決め、アルゼンチンを前に押し出した。
後に、Tomos Williamsが走りきるとトライを決め、ウェールズを先頭に立たせた。その後、Joel Sclaviが近距離から飛び込んでトライを決め、コンバージョンを成功させるとアルゼンチンは相手に2点差をつけた。
Sanchezは、試合終了間際にインターセプトトライを決め、ゴール付近でチームメイトに囲まれて喜びを分かち合った。そして、試合の最終局面でペナルティを成功させ、チームを大会のベスト4に導いた。
「厳しい試合でした。」とMastercard プレーヤー・オブザマッチのBoffelliはコメントした。「チームを思うと嬉しく思います。」
「(ヘッドコーチのMichael Cheikaはハーフタイムに)このまま戦いを続けなければならない、そうすれば私たちに機会が訪れると。」
「このチームのことを誇りに思います。」とキャプテンのJulián Montoyaはコメントした。「私たちは全てを賭けて戦うチームでありたいです。完璧とは程遠い試合でしたが、パリに行くことができます。」
「人生は完璧ではありません。その瞬間をどのように受け入れるかということに尽きます。それがラグビーの全てです。このチームともう2週間を共にすることが出来ます。終わってほしくありません。私たちはもっと成長し、多くの面でより有効的でなければなりません。」
ウェールズのキャプテンJac morganはチームにとって「悲惨な結果」だということを認め、こう話した。「相手がフィジカルなチームであることは分かっていましたが、規律と複数のミスが落ち目となりました。相手を自陣に入れてしまい、そこを優位に使われました。相手にポゼッションを与えてしまい、そこを得点に繋げられました。」
ヘッドコーチのWarren Gatlandは敗北に対して寛大であった。「アルゼンチンの実力を減じるつもりはありません。彼らは強く、粘り強い戦いを続けました。それを認めて賞賛するべきです。彼らは最後まで戦い続けました。私たちは最善の状態を見せることができませんでしたが、相手はチャンスをものにする優れたチームでした。」
では、アルゼンチンが優勝することはあるのだろうか?「まだ、そのような大袈裟な発言をするかは分かりません。」と喜びを表しながら Cheikaは話した。「様子を見ることにします。私たちはパリに行けることが嬉しいです。まだこのワールドカップで、その味わいを感じていません。」
「(準決勝では)応援される側になるかは分かりませんが、今夜の試合の振り返りをして、全力を尽くします。」