FRA 60-7 ITA:プールAで首位に立ったフランスが、堂々と準々決勝に進出
フランスは試合開始からイタリアとの試合を支配し、OLスタジアムでをつんざくような歓声のファンの前で60-7でアズーリを退け、プールAでの見事な連勝を背景に、ラグビーワールドカップ2023の準々決勝に向かう。
前半を支配したのは誰の目にも明らかだった。フランスが正確にフェーズを重ね、ウイングのDamian Penaudにスペースを与え得点するのに、試合開始から2分しかかからなかった。左隅に決めた後、Penaudはすぐにチップキックで浮き玉をウイング仲間のLouis Bielle-Biarreyに供給しトライをアシスト。次は22分に、フルバックのThomas Ramosのトライを引き出し、Penaudは自らボーナスポイントを獲得するトライを前半終了2分前にタッチラインの右側に決めた。
今年Penaudは代表戦で14トライを挙げており、総数で35トライを決めフランス代表史上最多トライ数で2位に入った。
交代で入ったManuel Zulianiが終盤に挙げたトライが、2敗を喫しヘッドコーチのKieran Crowleyと別れを告げるイタリアの精一杯だった。対照的に、フランスは後半に交代で入ったYoram Moefana の2トライを含む、4トライを追加し、自信に満ちてノックアウト・ステージに進む。
Mastercard プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたGregory Alldrittは「第一段階は終了。今日は厳しい試合だったので、週末を楽しむつもりです。週末にリカバリーを行い、そして準々決勝に向けて準備をします。」と語った。
「チームのパフォーマンスに満足しています。今日は23人で戦った試合だったので、嬉しいです。」と述べた。
スクラムハーフのMaxime Lucuは、フランスが準々決勝で当たる可能性のあるアイルランド、南アフリカ、またはスコットランドに意識を向けることになった今、フランスのファンに感謝の意を示した。
Lucuはこう語った:「16強の試合になると話しました。16強の試合になると話しました。負ければ終わりだと分かっていましたが、私たちは勝ちました。しかも堂々とした勝利でした。」
「対戦相手は誰になるのか、目を光らせておきます。しっかりと休息をとり、来週の日曜日にまた会いましょう。自国で大会が開催されるのはいいですね。スタジアムは、5万8,000人のファンでいっぱいでした。最高です。この10日間ものすごいプレッシャーの中にいたので、少しだけこの余韻を楽しみたいです。」
Crowleyは結果についてこう語った:「早い段階で多くのペナルティを与えてしまい、私たちのブレイクダウンが思うように機能しなかったため、全く勢いをつかむことができませんでした。判断は時に少し不十分でしたが、そういった状況だったのです。彼らは、私たちにとって、あまりにフィジカルで力がありすぎました。
「プレーヤーたちは死ぬ気でやるでしょう」とCrowleyが選手について述べた。「彼らは誇り高き選手です。この試合の後、彼らがもう少し敬意を持って扱われるようになることを望んでいます。次回のワールドカップサイクルに向け、多くのプレーヤーが50から60のテストマッチ出場経験を持つこととなり、それはプラスになります。
セカンドローのFederico Ruzzaは次のように加えた:「試合序盤、私たちは当たりの激しさが足りず、ペナルティを与えすぎました。それで、フランスは自陣の22メートル内に簡単に入ってきたのです。」
「前回の試合では、今日よりもっと良いパフォーマンスを見せました。何かがうまくいかなかったのです。自分たち自身に多くの疑問を投げかける必要があります。もっと良くプレーしなくてはなりません。今は非常に難しいですが、良くなるために学ばなければなりません。」