URU 36-26 NAM:ウルグアイが逆転で、ナミビア史上初のラグビーワールドカップ一勝を退ける。
フォワードのパワー、精度の高いフィニッシュ、そして冷静さで、ウルグアイがラグビーワールドカップ2023で初勝利をあげたーしかしナミビアも、前半はウルグアイを震え上がらせた。
ラグビーワールドカップ累計26試合目にして初勝利を追うウェルウィッチアスは、開始1分でもらったトライで勢いづき攻勢をしかけ、あっという間に14-0とした。フォワード陣が強いウルグアイを物ともせず、フライハーフのTiaan Swanepoelが冷静にペナルティキックを連続で決めナミビアがリード。
23-12で迎えた後半開始早々、圧迫感を与えるような大観衆に後押しされ、ナミビアは不本意な連敗記録に終止符を打つ有力候補かと思われた。しかし、48分にすべてが変わり、ウルグアイは大柄な選手たちに感謝することとなった。ナミビアの5メートルラインでのスクラムの反則が続いたため、イエローカードは避けられず、プロップのJohan Coetzeeがフィールドを離れていた10分間で、ロス・テロスは14点を奪った。
そこからナミビアの規律が崩れていった。キャプテンのTjiuee Uanivi もイエローカードをもらいダメージは大きくなり、さらにレッドカードに格上げされDesiderius Sethieとの交代を余儀なくされ、Amaya、Santiago Arata および Bautista Basso がトライを追加しウルグアイの勝利を確実にした。ナミビアはこの試合で今大会を去り、ウルグアイは10月5日プール戦最後の試合をニュージーランドと戦う。
Mastercard プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたSantiago Arataは「(ラグビーワールドカップ2023で)初勝利です。大きな声援をしてくれたすべてのウルグアイ人に感謝したいと思います。この勝利を彼らに捧げます。」と語った。
ウルグアイのキャプテンAndres Vilasecaは「とても誇りに思います。私たちは、勝たなくてはいけませんでした。チーム全員が一生懸命に取り組んできた野ので、全員が勝利に値します。ウルグアイはこれまで3勝しかしていません。今日、私たちが4つ目を勝ち取りました。」と加えた。
ウルグアイのヘッドコーチEsteban Menesesは選手たちの活躍に喜び、ニュージーランドにぶつかっていることを楽しみにしてこう言った:「選手たちは最高でした。彼らを誇りに思います。」
「すべての選手そしてスタッフは、彼らとの対戦を望んでいます。ニュージーランドと戦えるのは、非常に良い機会です。」
ナミビアのキャプテンを務めるUaniviは、規律が崩れたことが敗因であることを認め、次のように話した。「私たちの規律にはがっかりしました。イエローカードを2枚もらった後にレッドカードを受けるのはとても辛いことです。最終的に自分たちの規律のせいで敗れました。」
「試合には負けましたが、選手たちのことは誇りに思います。彼らは全力を尽くしました。規律の問題を除けば、彼らのことを本当に誇りに思います。」
ナミビアのヘッドコーチAllister Coetzeeも、レッドカードとイエローカードが敗因であると話した。「ウルグアイが試合をコントロールしたということです。試合で12個のペナルティを出し、3つのカードをもらったら、代表試合ではこうなるのです。非常に難しいです。セットプレーとスクラムの時に、それが始まりました。」
「こういったことは代表レベルの試合では、命取りになります。お手上げです。隠れることもできませんし、そのレベルに達していないのです。しかし、最後まで戦ったチームを称えたいと思います。ディフェンスでは、腰が高くて技術の部分でミスができました。」
「受け止めるのは非常に難しいのですが、最後はウルグアイが勝つ資格があったということです。」