AUS 15-22 FIJ:フィジーが69年ぶりにオーストラリアを破る
フィジーは、規律に反したオーストラリアのパフォーマンスを見事に利用し、1954年以来となるオーストラリアとの対戦での勝利を収め、激戦が繰り広げられるプールCでワラビーズを大きく引き離した。
ホイッスルが吹かれたときから自信に満ち溢れていたフィジーのペナルティがわずか7回だったのに対し、負傷したキャプテンのWill Skeltonを欠き、行き先を見失っているように見える場面もあったオーストラリアのペナルティは18回となった。
フィジーのキッカーSimione Kuruvoli(スクラムハーフ)が好調で、交代する前に5本中すべてを成功させたことで、ワラビーズは試合の足掛かりをつかむのに苦戦を強いられた。好調だったMark Nawaqanitawaseが好機を逃さずトライを決め、交代出場のウィングSuli Vunivaluが終盤に躍動し、緑と金色に身を包んだオーストラリアチームに希望をもたらした。だが、22 ― 8の点差に加え、Josua Tuisovaが後半の序盤に決めたトライによりフィジーの快勝となった。
この結果、フィジーとオーストラリアはともに6点となり、直接対決の成績でフィジーが上回った。
オーストラリアへの勝利までに長い期間を要しことへの質問に対する、Mastercard プレイヤー・オブ・ザマッチに選ばれたTuisovaのコメント。「フィジーにとって長い時間だったと思います。19...何年以来か分からないくらい、昔のことです。私たちにとって歴史的なことです。」
「とにかく選手たちの大変な努力に感謝したいです。彼らはすべてを捧げてくれました。後半、選手たちには最大限の努力をし、この試合を勝つために全力を尽くすようにと声をかけしました。今日の試合は決勝戦だと思って挑みました。」
Simon Raiwalui(ヘッドコーチ)が語った。「今は興奮して疲れ果てています。選手たちを本当に誇りに思います。見事な激戦でしたし、オーストラリアの選手たちも素晴らしかったです。オーストラリアとフィジーは太平洋の近隣諸国なので、お互いのことをよく理解しています。本当にすごい試合でした。最後まで分からない試合でした。」
オーストラリアは、9月24日土曜日に重要なウェールズ戦を迎える。ワラビーズのキャプテンを務めるDavid Poreckiのコメント。「フィジーはバックスに世界トップクラスの選手がいますし、ブレイクダウンとその周辺で優位に立っていました。彼らを讃えたいです。ウェールズとの試合に向けてかなり厳しい状況となっているので、この痛手から立ち直り、気持ちを引き締めなければなりませんが、これはワールドカップの試合なので容易いことです。」
ワラビーズのヘッドコーチEddie Jonesはこう発言した:「フィジーは勝利に値します。特にラックの周辺で、私たちより上手でした。私たちよりも3回多くのターンオーバーを決めていて、このような接戦ではそこが勝敗を分けます。」
「今日はどういう訳か不調でした。数字で見ると、私たちは優位に立っていました。2トライを決めることはできましたが、今日は最良のパフォーマンスを発揮出来なかったので、反省が必要です。それでも、ウェールズ戦が非常に重要になります。」