RWC2023スコッドプールA、イタリア代表が大会メンバーを発表
イタリア代表でキャプテンを務めるのは、今大会が初めてのワールドカップ出場となるMichele Lamaroで、ベテラン司令塔のTommaso Allanは今回3度目の大会出場を目前としている。
ウルグアイ代表の大会メンバーには大会経験が豊富な選手が名を連ね、その数は8人を下らない。
Andres Vilasecaは兄のSantiagoがウルグアイ代表主将を務めた2015年イングランド大会から8年後、ラグビー界最高峰の舞台でキャプテンを務める。
プールAライバルで開催国フランスのキャプテンは、2021年にワールドラグビー男子15人制年間最優秀選手に選ばれたAntoine Dupontだ。
フランス代表はDupontを含めてワールドカップ出場経験のある選手は9人を揃え、その一人、Gael Fickouは今回が3度目の大会となる。
また、ナミビアも大会に臨むメンバー33人のうち31人を発表。残る2人は今後発表されるが、選出メンバーにはベテランのバックロー、PJ van Lillの名前もあり、Eugene Jantjiesに続いて4度目のワールドカップを迎えるナミビア代表で二人目の選手だ。
今月初めにはニュージーランド代表セレクターのIan Foster、Jason Ryan、Joe Schmidtが経験値で過去最高となる大会メンバーを選出した。
大会優勝3度を誇るオールブラックスはプールAで最初にスコッドを発表し、33選手のキャップ合計は1,493を数え、選手一人あたりは45試合になる。
イタリア代表
ラグビーワールドカップ2023に臨むイタリア代表メンバーのなかで最も経験豊富な選手がスタンドオフ(SO)のTommaso Allanだ。
フルバック(FB)もこなすAllanは、2015年イングランド大会、2019年日本大会に続いての大会メンバー入りで3度目の大会を迎える。
バックスではLuca Morisiが唯一、前回大会を経験しているメンバーだが、フォワード陣では7人が2019年大会に出場した。その顔触れはSimone Ferrari、Danilo Fischetti、Marco Riccioni、Federico Ruzza、David Sisi、Sebastian Negri、Federico Zaniだ。
また、大会メンバーには兄弟が二組。PaoloとAlessandroのGarbisis兄弟とNiccoloとLorenzoのCannones兄弟だ。
フォワード(FW):Pietro Ceccarelli, Simone Ferrari, Danilo Fischetti, Ivan Nemer, Marco Riccioni, Federico Zani, Luca Bigi, Epalahane Faiva, Giacomo Nicotera, Niccolo Cannone, Dino Lamb, Federico Ruzza, David Sisi, Lorenzo Cannone, Toa Halafihi, Michele Lamaro*, Sebastian Negri, Giovanni Pettinelli, Manuel Zuliani.
バックス(BK):Alessandro Fusco, Alessandro Garbisi, Martin Page-Relo, Stephen Varney, Tommaso Allan, Giacomo Da Re, Paolo Garbisi, Juan Ignacio Brex, Luca Morisi, Pierre Bruno, Ange Capuozzo, Monty Ioane, Paolo Odogwu, Lorenzo Pani.
( * はキャプテン)
ウルグアイ代表
ウルグアイ代表を率いるEsteban Menesesが大会スコッドを選出。キャプテンを務めるAndres Vilasecaは3度目のワールドカップを迎える8選手の1人で、そのほか11人が1大会を経験済みという構成だ。
フォワード(FW)のGerman KesslerとMateo Sanguinetti、バックスのFelipe Berchesi、 Nicolas Freitas、Gaston Mieres、Agustin Ormaechea、Rodorigo Silvaは2015年、2019年大会に続いての選出となった。
フランスのカストルでプレーする代表チームのスター選手、スクラムハーフ(SH)のSantiago Arataはモンテビデオでの大会準備中に負った手の怪我から回復途上にあるが、メンバー入りした。居住するフランスへ飛んでチームに合流する予定だ。
フォワード(FW);Mateo Sanguinetti, Matias Benitez, Facundo Gattas, German Kessler, Guillermo Pujadas, Ignacio Peculo, Diego Arbelo, Reinaldo Piussi, Ignacio Dotti, Manuel Leindekar, Felipe Aliaga, Manuel Ardao, Santiago Civetta, Manuel Diana, Lucas Bianchi, Carlos Dues, Juan Manuel Rodriguez, Eric Dos Santos.
バックス(BK);Santiago Arata, Santiago Alvarez, Agustin Ormaechea, Felipe Etcheverry, Felipe Berchesi, Andres Vilaseca*, Nicolas Freitas, Felipe Arcos Perez, Tomas Inciarte, Gaston Mieres, Baltazar Amaya, Juan Manuel Alonso, Rodrigo Silva, Bautista Basso, Ignacio Facciolo.
( * はキャプテン)
フランス代表
フランス代表ヘッドコーチのFabien Galthieが大会メンバーを発表し、フランカー(FL)のAnthony Jelonchとプロップ(PR)のCyril Bailleの二人は負傷を抱えているものの、メンバー入りした。
27歳のJelonchは今年2月のシックスネーションズのスコットランド戦で代表25試合目を迎えたが、そこで前十字靭帯を断裂した。
彼のトゥールーズでの同僚でもあるBailleも選出され、ふくらはぎに問題を抱えている状態だが、指揮官のGalthieは来月半ばまでに復帰可能と見込んでいる。
また、Gael Fickouに加えてUini Atonioは2015年大会に出場したが2019年には出場しなかったので、今回のメンバー入りでAntonio Dupont、Charles Ollivon、Thomas Ramos、Gregory Alldritt、Damian Penaud、Peato Mauvakaとともに2度目の大会を迎える。
フォワード(FW):Cyril Baille, Jean-Baptiste Gros, Reda Wardi, Uni Antonio, Dorian Aldegheri, Sipili Falatea, Julien Marchand, Peato Mauvaka, Pierre Bourgarit, Thibaud Flament, Paul Willemse, Romain Taofifenua, Cameron Woki, Gergory Alldritt, Paul Boudehent, Francois Cros, Sekou Macalou, Charles Ollivon, Anthony Jelonch.
バックス(BK):Antoine Dupont*, Maxime Lucu, Baptiste Couilloud, Matthieu Jalibert, Antoine Hastoy, Damian Penaud, Gabin Villiere, Louis Bielle-Biarrey, Gael Fickou, Jonathan Danty, Arthur Vincent, Yoram Moefana, Thomas Ramos, Melvyn Jaminet.
( * はキャプテン)
ナミビア代表
元オーストラリア代表フランカー(FL)のRichard Hardwickがナミビア代表でワールドカップ大会メンバー入りした。
メルボルン・レベルズでプレーするHardwickはウィントフークの生まれだが、オーストラリアで育ち、ワラビーズとして2017年に代表キャップ2を獲得した。
その後、ナミビア代表でテストマッチ3試合に出場。チームは経験豊富なセンター(CTB)のJohan Deyselがキャプテンを務める。
Deyselほか6選手は今回3度目のワールドカップを迎えるが、最多大会経験者はバックローのPJ van Lillで4度目の大会に臨む。
39歳FWは、2007年から2019年までワールドカップ4大会に出場したEugene Jantjies続き、4度目のワールドカップを迎える2人目のナミビア代表となる。
代表ヘッドコーチのAllister Coetzeeが選出した31人中15人が、これまでにワールドカップを経験している。
そのなかで、元U20ナミビア代表のスクラムハーフ(SH)Oela Blaauwが唯一、ノンキャップ選手としてメンバー入りした。
残る2人のFWは追って発表される。
フォワード(FW):Jason Benade, Aranos Coetzee, Desiderius Sethie, Louis van der Westhuizen, Torsten van Jaarsveld, Casper Viviers, Tiaan de Klerk, Richard Hardwick, Adriaan Ludick, Johan Retief, Mahepisa Tjeriko, Tjiuee Uanivi, Max Katjijeko, Prince Gaoseb, PJ van Lill, Wian Conradie, Adriaan Booysen.
バックス(BK):Damian Stevens, Oela Blaauw, Jacques Theron, Cliven Loubser, Tiaan Swanepoel, Andre van der Berg, Johan Deysel*, JC Greyling, Danco Burger, Le Roux Malan, Alcino Isaacs, Gerswin Mouton, Chad Plato, Divan Rossouw.
( * はキャプテン)
ニュージーランド代表
ニュージーランド代表では、オールブラックス最多キャップ(145)保持者のSamuel Whitelockが4度目のワールドカップを迎える。
経験値で対極にあるのがスクラムハーフ(SH)のCam Roigardだ。7月に38-7で勝利したオーストラリア戦で代表初キャップを獲得したばかりだ。彼を含めてスコッドの17人が初めてのワールドカップに臨む。
ニュージーランド代表セレクター陣はフォワード18人とバックス15人を選出。キャプテンのSam Caneは3度目の大会を迎える6選手の1人で、そのほか9選手がこれまでに1大会を経験している。
代表キャップ100を超えるWhitelock、Brodie Retallick、Aaron Smith、Beauden Barrettの4人もフランスへ向かう。
オールブラックス指揮官のIan Fosterは、「選出された33選手を祝福したい。このグループは信頼を深めてきており、ラグビーワールドカップで4度優勝する初めての国になるべく、フランスで国を代表して戦う誇りと高い意欲を持っている」と語った。
フォワード(FW):Ethan de Groot, Tyrel Lomax, Nepo Laulala, Fletcher Newell, Ofa Tu’ugafasi, Tamaiti Williams, Dane Coles, Samisoni Taukei’aho, Codie Taylor, Scott Barrett, Brodie Retallick, Tupou Vaa’l, Samuel Whitelock, Sam Cane*, Shannon Frizell, Luke Jacobson, Dalton Papli’l, Ardie Savea.
バックス(BK):Finlay Christie, Cam Roigard, Aaron Smith, Beauden Barrett, Damian McKenzie, Richie Mo’unga, Jordie Barrett, David Havili, Rieko Ioane, Anton Lienert-Brown, Caleb Clarke, Leicester Fainga’anuku, Will Jordan, Emoni Narawa, Mark Telea.