日本代表、オールブラックスと10月に国立競技場で対戦決定
日本代表とオールブラックスとの対戦が決定し、10月29日(土)に東京の国立競技場に世界強豪を迎えることになった(キックオフ時間は追って発表予定)。
2018年11月以来通算7度目の対戦が決定したことで、今秋のテストシリーズで日本は国内のファンの前でニュージーランド代表戦を行った後、11月12日(土)にイングランド代表とトウィッケナムで、11月20日(日)にはフランス代表とトゥールーズで対戦する。
一方のニュージーランド代表は、11月6日にウェールズ代表、13日にスコットランド代表、19日にイングランド代表と対戦する英国遠征が予定されている。
オールブラックスは、7月のアイルランド代表とのホームでのテスト3連戦を1勝2敗で終了し、現在はラグビーチャンピオンシップに参戦中で、アウェイでの南アフリカ代表との7日の第1戦を10-26で落とした。14日に第2戦が行われるが、この流れでニュージーランド代表の最新の世界ランキングでは5位まで下降。アイルランド代表、フランス代表、南アフリカ代表のトップ3が不動を守り、イングランド代表が4位に浮上ししている。
だが、ニュージーランド代表はワールドカップ優勝3回など世界トップとしての実績と実力を誇り、日本に対しても過去の対戦は6戦全勝。2019年ラグビーワールドカップでの8強入りを経験し、現在世界ランキング10位につける日本には、今回の対戦はラグビーワールドカップ2023へ向けて貴重なチャレンジの機会となる。
日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、「国内でニュージーランド、ヨーロッパでイングランドとフランスといずれも来年のワールドカップで優勝を狙う3チームと対戦することになり、とてもワクワクしている。このようなレベルの試合こそ、来年のワールドカップへ向けたチーム強化のために必要だ」とコメント。
日本代表指揮官は、5トライを奪いながら10トライを献上して31-69で敗れた2018年の前回対戦に触れて、「我々は以前よりも良いチームになっており、この秋ベストな状態で試合に臨んでオールブラックスから勝利を奪いたい」と述べている。
ニュージーランドラグビーのマーク・ロビンソンCEOは、日本協会を通じて「日本ラグビーは近年注目度を高めており、それ日本代表の成績にも反映されている。オールブラックスにとって東京でのテストマッチはタフなものになるだろう」とコメントしている。